科学的特性マップ

7月28日に資源エネルギー庁が「科学的特性マップ」を公開しました。

原子力発電に伴って発生する「高レベル放射性廃棄物」は、将来世代に負担を先送りしないよう、現世代の責任で、地下深くの安定した岩盤に埋設する(=地層処分する)必要があります。
「科学的特性マップ」は、地層処分に関係する地域の科学的特性を、既存の全国データに基づき一定の要件・基準に従って客観的に整理し、全国地図の形で示すものです。

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好ましい場所(グリーンの範囲)を関東で見てみると、

科学的特性マップ

都内にも適地がありますね。
板橋区・練馬区・中野区・杉並区・世田谷区あたりが適地のようです。

科学的特性マップ2

大阪府内では吹田市・八尾市・柏原市・松原市・羽曳野市・堺市・富田林市・河内長野市・和泉市・岸和田市・貝塚市・熊取町・泉佐野市・泉南市・阪南市・岬町。
大阪市内では平野区・東住吉区・住吉区辺りが適地となっていますね。

地層処分の対象となるガラス固化体は3月現在、国内に2448本あり、各原発で一時保管されている使用済み核燃料を再処理すれば、その総数は約2万5千本になるそうです。

原発からの電力を利用している各自治体が裏庭に埋めるしかないですね。

尼崎城400年記念館

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昨年11月、旧ミドリ電化(現エディオン)創業者の安保詮さんが私財10億円を投じて天守閣を建設して尼崎市に寄贈するというニュースがあり、その後どうなったのか気になっていました。

阪神尼崎駅の東南、尼崎市立中央図書館に隣接する尼崎城跡公園に建築中。名称未設定-1

天守閣が実際にあった場所は43号線脇で明城小学校の構内となっています。

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完成予想図

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尼崎市立文化財収蔵庫には尼崎城の復元模型があります。

大坂城のような城の中心にあるのではなく、中央の本丸御殿を囲む堀の四隅にある櫓の一つ北東隅櫓が天守閣となっています。

市の資料によると、「寄付者からは、尼崎城について子供からお年寄りまで歴史を学べ、楽しめる場所を提供したい、末永く市民に愛されるよう整備したいという意向が寄せられた。

敷地条件から、当時の尼崎城の天守を含めた1/4程度を整備復元することとし、城郭としての構えを維持し天守への銅線を本丸外から本丸内へと連続的に確保するため本丸の配置を東西反転し、天守から東方向へ展開する構えをとる。」とのこと。

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