石川道子著作集


近世西摂津の都市と農村―石川道子著作集   (2016/04)

著者に憶えがあると思ったら、茨木市立文化財資料館の郷土史教室で2012年と2013年の講演を拝聴していました。講座での肩書は日本酒史学会会員や神戸大学文学部非常勤講師とある市井の歴史研究家です。

石川道子
2012年10月27日  「江戸時代のお酒の話」
石川道子
2013年8月17日  「明暗寺の虚無僧留場札」

特に記憶に残るのは、石川道子さんが『小西新右衞門文書』から「酒永代覚帳」と「酒造秘伝書」などを小西酒造のスタッフに読み説き、江戸時代の製造そのままに琥珀色の「白雪」を再現したこと。

元禄酒

次の講座が無いのを残念に思っていたから、2014年2月24日に永眠されたとの事。この書で初めて知った次第です。